超時間術 [DaiGo]
概要
時間がない・忙しいと感じるのは、「時間感覚」がズレいてるからというのが筆者の主張。時間に対して抱きがちな勘違いを述べた上で、正しい「時間感覚」を取り戻すための解決策を提示している。
感想
時間に対する勘違いに対して、目から鱗だなと思うことが多かったです。確かに、時間がないと言っておきながら、緊急の用事やワクワクするイベントが臨時発生した時は、なんとか時間を作れたりしますよね。改めて自分の行動を振り返ってみると、休憩のYouTubeがやたら長かったり、意味もなくスマホを開いたり、仕事中もぼーっと資料を見つめたり…と、無駄な時間が多いことに気付かされました。解決策も面白く、やってみようと思うものが多かったです。しかしながら全部は無理だと思うので、自分がいいなと思ったアクションに絞ってみるといいのかなと思いました。
学びポイント
今回の学びポイントは、時間感覚を取り戻す具体的な方法について、私が特に印象に残った・実践してみたい事柄を挙げています。
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あらかじめ「やるしかない」状況に自分を追い込んでおく
やるべきこと・やりたいことをやるために、障害となることの1つが、誘惑に負けてしまうこと。
この障害を乗り越えるためには、誘惑に負けない環境を整えていくことが重要。以下の3つを意識して、適切な環境づくりをすべし。
- 減らしたい行動は、実行に必要な手間を増やす
- 増やしたい行動は、実行に必要な手間を減らす
- 最も増やしたい行動は、完全に自動化する
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不安やストレスを感じたら、深呼吸してリフレーミング
突き詰めると、時間が足りないと感じる理由は不安とストレス。
これらに対処するため、深呼吸して緊張を和らげ、リフレーミングにより嫌な状況を前向きに解釈するべし。呼吸法は様々なものがあるが、自分がやりやすいものを採用すれば良い。
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マルチタスクは「タスクシフト」で乗り切る
ある作業から別の作業へ何度も注意を切り替えると、その度に時間に対するプレッシャーは増え、常に時間に追われているような感覚になってしまい、生産性が下がる。
これを避けるため、あらかじめ複数のタスクを切り替えるタイミングを決めておく「タスクシフト」を有効に使うべし。タスクシフトを行う際は、以下の点に注意が必要。- 全ての作業を同じ環境でやらない
- できなかった作業は溜め込まない
- 作業は一回につき30分以内、1時間以上ぶっ通しで作業しない
まとめ
最後に、3つのポイントには入れていませんが、どうしても紹介したかったことだけオマケで追記しておきます。
筆者によると、「親切」も時間感覚を取り戻すために有効な手段とのこと。頻度や程度には気をつける必要がありますが、人に親切にすると、自己効力感が増し、生産性が上がるのだそうです。自分の座右の銘が「情けは人のためならず」なのでハッとするものがありました。個人的にはすでに意識している(できているとは言っていない)ことなので、ポイントには入れませんでした。これらのポイントを意識して、時間を有効に使っていきたいものです。